DMProで作られたDGNの属性を取得2012年09月27日 12時10分45秒

MicroStationで使われているDMProですが、属性情報をユーザーリンク情報に埋め込んで使用されてたりします。
これがクロスプラットフォームで利用するときや、データ変換するときにとっても厄介で困るときがあります。

例えば地形データですと、分類コードや図形区分、取得年月日や、3次元の高さ情報などを要素1つ1つにユーザーデータで付加されており、取り出すに取り出せない事が多いそうな。
フォーマルな使い方ならば、データベースファイルにMSLINK番号でリンクすると思うのですが、DMPRO特有のこの使用は、DMPROを持っていない人にとってはほぼ扱うのは不可能な感じです。(特殊な技術が必要です

とりあえず、そんな人たちのために、その情報をテキストファイルに引き出すツールを開発 しました。

※DM地形データは表現分類が多い上に最近はコード情報 化が複雑な使用になってきている。

※MicroStation V7でユーザーデータ(16進数)を表示したころ
V7(SE,J)などでは、「ユーザーデータリンク」という表記で16進数の数値がズラズラと表示されているだけです。最初これを見たときは私も引いてしまいました。

※MicroStation V8でユーザーデータリンク(16進数)を見えるように属性表示したところ。
V8になって、その16進数の数値が何を表しているのかが属性タブで簡易的に解るようになりました。でも1つ1つ要素をクリックしていかないといけない。

※ツールを使ってテキストファイルに出力し秀丸エディタで オープンしたところ。
そこで一括でそれらを取得するツール開発案が登場です。
基盤地図情報やDM地形図作成などの仕事は数千面単位の図面ファイル数になり、また表現分類は複雑に縮尺が入り交じる事があるので数千のレイヤーに分かれたりします。
クリックして調べて行くのは現実的に無理です。

という事で途方に暮れてる人から、たまたま相談の連絡が入ったので作り込んでみました。
DMPROのデザインファイルをシェープファイルに変換したいが属性データベースはない・・・という最初は良くわからない状況でしたが、要素に埋め込まれているものを展開していく他ないそうです。
これで他の形式に変換可能ですね!

お困りの方、是非ご相談ください。