生(ナマ)でデザインファイル(dgn)の情報を抜き出してみた2012年10月26日 12時57分24秒

デザインファイルの処理は通常はMicroStation(マイクロステーション)そのものを使って内部から処理しないと情報を引き出せません。

今回は、マイクロステーションもMDLも使わずにダイレクトにデザインファイルから情報を引き出す事に成功。
仕様言語はC++(とc)でWindows 32bit環境で作りました。


一応まだV7のレベルですがそれらしく引き出せました。
TCBの情報やアクティブ設定値(画層、色、線種、線幅等)、図形グループキー、MSLINK番号、座標値、要素タイプなどなど。

処理速度は「バカっ速」(o_o)!なようです。

そういえば、TCB(Terminal Control Block)の 中を見てて気づいたのですが、対象となるデザインファイルの色番号に対する色の定義などもありました。
(いわゆる0=白で、1=紺などの)

その昔、JICA(ジャイカ)の方からバンコクから入手したデザインファイルに関する、ある依頼があって開けてみると背景がオレンジ色のデザインファイルを見た事がありました。そのときに知ったのですが当時、デザインファイル(dgn)は軍でメインで使われているとかでした。
図形を処理するには何も問題がなかったのですがこの辺りの値を変更したらそういうファイルが出来上がるのも頷けます。
処理速度といい、まだまだ奥が深いものです。

ただたぶん、この前にやったFileGEO(ファイルジオ)への処理と組み合わすとマイクロステーションからダイレクトにFileGEOやSHAPE(シェープファイル)への書き出しが可能だという見解がでました。
近い将来の生産体制に大きく変化をもたらしそうです。

とりあえずご報告。