PixelStore(ピクセルストア)形式出力機能を向上させました ― 2022年10月22日 14時52分15秒
速いやん!ということでご紹介します。
巨大なファイルサイズのデータ(ラスター航空写真やレーザー点群データ等)をPixelStore(ピクセルストア)形式に保存することで描画レスポンスを爆速にする機能がGISマチルダには備わっています。
その機能を更に簡単に精度良くカスタマイズ出力するように改良しました。
具体的には、まずはちゃんとした出力ができるように、GSD(地上解像度)の設定、1ピクセルあたりの長さを指定できるようにしたり、自動で対象画像のサイズ等を取得するようにしました。目的の精度に合わせてそれを変更することで更に期待するファイル出力が可能になりました。
とりあえず、パフォーマンスを数値化してみるということで、単純に航空写真を対象にするとあんまりオモシロ味がないので、せっかくやからそれらしいレーザー点群データ(LAS)をウェブ上からとってきて少し検証もしてみました。
モデルにしたのはポーランドにあるモシュナ城の点群データ(約570万点)。
※モシュナ城はWikiで世界で最も美しい城のリストに挙げられているそうです。
3次元モデルでこの点群データを見るとこんな感じ。
結果としては変換時間は、地上解像度の設定が0.1m(10cm)とした設定で、3分30秒で処理完了。出力ファイルサイズが0.4MBになった。使い方にもよるが2次元的な使用目的であれば「爆速」の名にふさわしいと思います。
その他また興味深い検証結果があれば掲載します。
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