あのシステム手帳を使って10年が過ぎました。 ― 2022年10月11日 21時02分43秒
10年前にもこのブログに載せた記事で紹介したHBxWA5の手帳ですが、現役で使ってますのでご報告します。
※負った傷と共に経年変化して渋みが出てきた。これこそbattle scarsですね!
この手帳、中身のリフィルや記入するペンは変わってきたけど、ずっと愛用して使わさせていただいています。思い起こせば、いろんな国々を一緒に歩き回ってくれた手帳です。ときどきもう1つのバイブルサイズの手帳も併用してますが、最近は特に感謝の気持ちを込めまた持ち歩くようにしています。
※縦の長さがバイブルサイズと同じなのでキーボードとディスプレイの間に置ける。
今の時代はYoutubeで手帳を紹介してる人たちがおりますが、なんか「新商品の紹介」とか「かわいいでしょ?」という感じで、全然おもん(面白く)ない。
私の場合、外見の場合は革製品なので長く使ったらどう経年変化するのか、そして中身ならどのような使い方や何を書いてるのか興味があります。
広げるとこんな感じです。
ありがとうございます。これからも大切にします。
GISでのケバ発生機能がウケている ― 2022年10月15日 15時55分56秒
MicroStationの使用ライセンスが以前と比べてベラボーに高く感じてしまうようになったせいなのか、最近はケバ線入力で困っている人が多いようです。
ということで当社にも問い合わせやヘルプ要請が多くなってきました。
※公共測量作業規定の標準図式で定められている仕様
当社の利害関係者の方が言っておりましたが、MicroStationを複数台使うために、年間の維持費が冗談抜きで1000万円超えとのこと。
しかも今実際に支払っているそうです。
(ベントレーさん、こんな時代にも関わらず、情け無用やな・・・)
たぶんQGISにもないと思い、さすがにちょっと何とかしなきゃいけない感じになってきたので、私が過去に開発した伝家の宝刀のロジックで、GIS Matida(マチルダ)に移植して3次元発生機能を搭載しました。
※クランクケバのサンプル
基本的に上端線と下端線を指定してボタンをクリックするだけで数百本〜数千本というハッチング線をサクっと線データで発生してくれます。
※一応3次元ケバとして発生します。
3次元のZ値を持ったハッチング線を出力します。書き込み先のレイヤーを2次元にしたら2次元ケバも発生可能です。
詳しくはこちらのページにて解説。PCさえあれば誰でもお試しできます。
とりあえず、現状でヤバい人は、決して諦めずに、これで何とかこの時代を切り抜けろ!
PixelStore(ピクセルストア)形式出力機能を向上させました ― 2022年10月22日 14時52分15秒
速いやん!ということでご紹介します。
巨大なファイルサイズのデータ(ラスター航空写真やレーザー点群データ等)をPixelStore(ピクセルストア)形式に保存することで描画レスポンスを爆速にする機能がGISマチルダには備わっています。
その機能を更に簡単に精度良くカスタマイズ出力するように改良しました。
具体的には、まずはちゃんとした出力ができるように、GSD(地上解像度)の設定、1ピクセルあたりの長さを指定できるようにしたり、自動で対象画像のサイズ等を取得するようにしました。目的の精度に合わせてそれを変更することで更に期待するファイル出力が可能になりました。
とりあえず、パフォーマンスを数値化してみるということで、単純に航空写真を対象にするとあんまりオモシロ味がないので、せっかくやからそれらしいレーザー点群データ(LAS)をウェブ上からとってきて少し検証もしてみました。
モデルにしたのはポーランドにあるモシュナ城の点群データ(約570万点)。
※モシュナ城はWikiで世界で最も美しい城のリストに挙げられているそうです。
3次元モデルでこの点群データを見るとこんな感じ。
結果としては変換時間は、地上解像度の設定が0.1m(10cm)とした設定で、3分30秒で処理完了。出力ファイルサイズが0.4MBになった。使い方にもよるが2次元的な使用目的であれば「爆速」の名にふさわしいと思います。
その他また興味深い検証結果があれば掲載します。
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