GISエンジンのチューニング2016年10月17日 22時07分20秒

訳あってヨーロッパのポーランドに来ています。
ここはマチルダのGISエンジンの一部の開発パートナーの街、グダニスクです。
当社とは正式にValue Added Partnerの関係になっていてずっと交流はあったのですが今回は色々と詰める必要があったので渡波(←波はポーランドの意味)

※北緯51度で港町に位置しているので当然北緯44度の北海道より寒い。アジア人は全くと言っていい程いない(クリックで拡大)

この辺は一応繁華街なんですが結構ニヤってされる。アジア人はやっぱり珍しい地域なようです。一応、あいさつ程度のポーランド語は頑張って覚えました。

※最近は宇宙学にハマってるボイチェフ、AppleCEOのティムクックに似てる広報担当のハーマン。そして私。

たまにはお茶ってことでカフェにきますが寒いのにアイス系を飲む私はどの国に行っても不思議がられる。食べ物は・・・やっぱりパン食ばかりなのでお米大好きな私にはキツイです。

※ソポト駅(クリックで拡大)

駅構内のサイン(看板)とかがあればついつい見入ってしまいます。たぶん以前させて頂いた例の作業のおかげでしょう・・・ってことでほぼ毎日出勤しています。

※開発チームの皆と記念撮影。

今はメジャーバージョンアップの時期なので大変多忙なところなのにとても親切にしてくれています。日本で言うならば2月末〜3月上旬のような時期にあたります。日本の当社のスタッフ達では「英語が無理」とか言うてあり得ない対応やろな・・・。

※メイン開発者のトーマスと私。ともにWinも扱えるけどMac信者。さらっと撮影された。

専門用語バシバシなんでちょっと気抜いたらたまに何言うてるかわからんようになるときがあります。なのでずっと集中する分疲労度は大きいけど、革新的でシビれるような技術とアイデアがたくさん。

※統合開発環境上の様子。OS環境に縛られない仕組みを持っている(クリックで拡大)

今回のチューニングバージョンではラインシンボルとより細かい表現が、WindowsとMacの他にiOSとAndroidでもできるようになってきています。ラインシンボルリソースはスクリプトによる座標指定が可能になり、ダッシュストロークな表現も角度付きで多彩になりました。

またこれまでcgmで作られてた単色なシンボル表現もsvgでマルチカラーコンビネーションが可能になりました。世界的にも細かいとされてきた日本地形図の大縮尺地図記号には余裕で対応。

さらにGISでは苦手とされてたビューウィンドウの表示スケールごとに連動してシンボルやテキストラベルの大きさを自動変化させる機能も完成。

ガラパゴス化してる日本のマーケットにそのうちを入れたいと思います。