マシン整備で困った事がたくさんありました・・・。2012年12月05日 14時17分34秒

何とか無事に中国入りしまして、生産体制拡幅のために早速マシン整備を行っています。
とりあえず、今回の対象は4台(3台補充+1台アップグレード)
しかしまたしてもすんなり行かずにエラい目におうてます。


通常ならOS入りのコンピュータを導入するのですが、ここは中国。
標準ならば中国語版のWindowsが入ってるのでとりあえずOSは自ら入れこむ事にして、日本から日本語版のWindowsを持ってきました。
ハードウェアはあらかじめ日本から交渉しておいた業者に台数分のセットを持ってきてもらったのですが、最近のマシンと昔のマシンの違いを甘くみてしまってました。

(困った事その1)
新マシンはDVD/CDドライブがなかった。当然CDからインストールしようとしたとき、入れるところがないのでブートインストールできない。
仕方ないので本体をバラして 、過去にうちの日本社員が電圧間違えて爆発させたジャンクPCのドライブを持ってきて新しいマシンに装着を試みる。

※爆発で電気ファンと マザーボードがイカれてるがその他は大丈夫だと思うPC

CDドライブ自体は何とか大丈夫そうなのでもぎとって獲得成功。

(困った事その2)
新マシンをバラして中身を調べてみるとIDEコネクタ がありません。
IDEはもうかなり昔の規格なんでしょう。。。付けられへんやん。
外部記憶媒体としてのコネクタはSATAかUSBだけになっているようです。

という事でせっかくなのですがこの新マシンにはもぎとったCDドライブが付けれない事が判明。撃沈。


(困った事その3)
仕方ないので、USBをブート対応にするためにWindowsXPをUSBスティックにbootableインストールを試みる。
何度かやってみたがなぜか途中でエラーが出てとまります。
(試したアプリWinSetupFromUSBなど数点)
どうも原因は500GBもの内蔵ハードディスクのせいのようかもしれません。
BIOSアップブレードなどももちろん考慮済。

試行錯誤の上、パーティションを40GBくらいに区切ってインストールする事である程度通過しますが、やはり途中エラーで中断。
考えてみれば当然かも知れないのですが、WindowsXPの出た時代には500GBものハードディスクは存在しない。今は通常はWindows8とかを入れるのでしょうか。

(検討したこと)
(1)業者を再度会社に呼んで、SATA対応のDVDドライブの購入を検討。
しかし何かこのインストールのためだけに購入するのもしゃくに触ってきたので保留としました。

(2)华强北(アジア最大級のコンピュータショップ)に行ってSATAとIDEの変換アダプタがないか調べに行く事を検討。
しかし当社中国の会計士との雑談の中で、先日は华强北で反日デモが激化してたらしい。そのときに襲撃されてどさくさにまぎれて店のものをパクって逃げるやつもいたらしい。
もし変換アダプタが見つかっても店員に日本人とわかった段階でボられても困るので安全策を考えてこの時期は却下。

(平行して試したこと)
他のIDEコネクタを持つマシンがBIOSで500GBのハードディスクを認識するかどうかをテスト。結果認識したので、試しにUSBインストールと平行して異なるマザーボードに500GBのHDD装着してWindowsXPをCDドライブからインストール。
一応、今回の滞在時間も限られているのでUSBインストールが失敗したときのためのバックアッププランとして。
(全然ラベルが違うけど実はNASAもほとんどの作業を2チームで平行してやるそうな)

※無理矢理にCDドライブを詰め込んだところ。

CDからWindowsXPをインストール後にもとのマザーボードに戻しても無事にXPは起動する事を確認。
ただしマザーボードに付属しているドライバ(グラフィックやサウンド、LAN等)が機能してないので別途専用のものを割り当ててやる必要がありました。
購入したコンピュータの1台だけ、マザーボードのネットワークコネクタ部に欠陥があり、ドライバが認識されない。その原因を追求するのに数時間を要しました。

※○印のところがIDEコネクタ。何とか無事につながりました。

という事で、この1番原始的な方法が成功!
一歩間違えばズタズタに目標が達成できない結果になりかけてましたが、とりあえず問題解決。

次のステップに進みます。