あるソフトウェア開発の思い出2013年06月06日 10時39分13秒

先日の土曜日の事ですが、ある女性の方から会社の私宛に電話が入りました。

「在宅で文字入力作業の仕事を受けたのですが、御社で公開されているソフトを使いたい。少しだけ使い方を教えてもらえませんか?助けてください。」

との事。

彼女は小さな生まれたばかりの子供さんがおられ、主婦業をやりながら入力作業で生計を立てているそうです。もちろん快く私は丁寧に長い時間をかけて電話でサポートいたしましたが、電話を切った後、何かとても熱〜い思いがこみ上げてきました。

あれは今から15年以上前のお話ですが、私が個人事業者として会社を企業した当時は仕事がなかなか獲得できず、食って行くのもやっとな時代。
当時、1文字30銭(くらいだったと思う)の文字入力作業の仕事を印刷会社さんや在宅チームの人たちからお仕事 を頂いたものです。

そのときの報酬額(文字数)を知る事は苦しい時代には大変励みになる事でしたので、文字列をカウントするソフトウェアの開発をいたしました。


※単純なソフトウェアだが スピード、手軽さなどでピカイチと評価されている

ベクターに登録しているソフト 10年くらいバージョンアップしてませんでしたが今回未だに必要とされているソフトという事とエールを頂いたので新たにバージョンアップ登録をしました。
内容としては、ユニコードへの完全対応と近頃のPCの画面解像度の肥大化に伴いアイコンやボタン変更、そして文字列の整理をしました。

地味ではありますが、2013年6月現在のダウンロード数は 77,583 本を記録中。

近頃のやつらは自分の気に入った仕事しかしないという事が多い中(実は私は頭に来てます)、

話を聞いてみると前向きな姿勢に感心するとともに、忘れてはいけないものと改めて初心に戻り感謝しました。コンサルティングの原点なのでこのような事象はこれからも大切いたします。

在宅ワーカー頑張れ!

Mobilous(モビラス)を試してみた2013年06月10日 10時00分51秒

Web上で迅速な開発ができるソリューションという事なので少しレポート。
アカウントを申請してから利用できるまで数日間かかりましたが何とか開発環境を使う事ができました。


モビラスはプログラミングなしでアプリが組めるという売りではありますが、どうなんでしょう・・・。クリック選択である程度のところまで出来ますが、当然データベーステーブルを作成するのは手打ちになりますし。

ちなみに開発環境はどうやらFlashでプログラミングされているようです。

今回のテストでは素質論のCANCODE(最近取り組んでます)をデータベース化したものを作成。テーブルをAPPEXE側で作成し、そこに CSVインポートしてみましたが2時間以上読み込みしても返答が返ってこない。。。たかだか4万2千行くらいなのにこれは頂けない 。もしかしたらサーバーが日本国内になくて異常に遅いとか。わかりませんが。とりあえず、途中でキャンセル。

※つかさのアイコンをリソースとして取り込んだところ。

モビラスはクリッカブルでコントロールを置いて行ける開発環境とサーバーデータベースの利用、そして配布するようにする事ができるまでがセットになったサービスです。

ただ、私個人的な印象ですが、通常のローカル開発環境の方が早く、またカスタマイズ率が高いのでは?と 思います。慣れというものかも知れませんが。

アプリケーションが出来上がった後はメールでダウンロードアドレスが送られてきますが、既にTestFlightなどのサービスが存在する中、こちらもそれほどありがたみがないですね。

とはいうものの、これからの成長が楽しみなサービスには違いないので、もう少し色々と試してみます。

喫茶アメリカン2013年06月12日 18時57分44秒

たまたま通りかかったのですが、かれこれ20年以上前にお昼ご飯を良く食べにきてたところでした。場所は京阪電車の野江駅のすぐ近くです。


当時は測量会社の技術者として勉強しながら働かせて頂いていましたので、その当時の社員一同とよくここの喫茶店に来たものです。
その会社はもう跡形もなくなくなっていましたが。。

せっかくなので中に入り、大好きなアイスミルクを注文。

相変わらず絶品の玉子サンドも注文。絶妙な味付け感覚が凄い。

当時のマスターの顔はもう忘れてたけど、今見ても味のある風格でした。
どうかこれからも頑張ってください。

しょうがない・・・Visual Studio 購入しました。2013年06月16日 08時06分29秒

どうしても既存の.NETのソースコードを触る必要が出てきましたので、仕方なく購入。

無償版のExpressは配布時に問題があるようです。特に今回対象になっている計画はWeb版でASP.NET開発、SQLServerとのやりとりだったのでExpress版は選択肢から除外されました。

RadPrismやMonoDevelop、Eclipseなどでも実際にコーディングしてそれぞれの長所短所を分析。しかし私自身はあまりmicrosoft製品は使わないので、なぜか悩みまくりでなかなか決断せずだったんです。私の悪いクセです。とことん悩むのは。

※Visual Studio をインストールしてるところ。約9GBのディスクスペースが必要

思い起こせば何でも扱えないといけないという事で、PC-6001(1981年の8ビットパソコン)のN60-BASICから始まり、インタープリタ言語であるAWKやPerl、Web系のPHPやJava、ネイティブ系のVBやC言語、Delphi(Pascal)、等ほとんどの言語を触るはめになりました。でもまたこの時代にVisualStudioでまたC#かVB・・・。しょうがない。
多くの言語を使う機会があった事がメリットとなり、そういう意味では多くの人から相談を受けましたが。

ただ、よく思うのですがどうなんでしょう・・・。1つの言語でエキスパートを極めるのが良いのか、マルチに色んな言語をそこそここなせる方が良いのか。
(スポーツで言うと記録はないけど何でもこなすみたいな、、、)
語学の世界でも同じなのかも知れませんが。

私自身は元々あんまりガチガチなルール上での飛躍というのは私自身はあんまり好きではなく、とっさにシュパッと凄いのに魅力を感じる性格なのですが、実は時折、自分自身の中途半端な存在が嫌になってきます。1つのものに集中できる事が、とってもうらやましくなる事もあります。

事業をしているとこれもまた更に難しいもので、例えばこの10年くらいを考えても、ばっちり望んでいる仕事というのはタイミング良くこないもので、未経験なものに携った事の方が多く、その仕事が乗ってきた頃に望んでた仕事を獲得できたりしていました。

しかしこれも勉強。人が学ぶ方法は人それぞれ、ものは考えようと言い聞かせています。どうか長い目で見て頂けますと幸いです。