GISでNASAの人工衛星画像写真の背景表示をサポートしました。2017年02月07日 16時27分41秒

GISマチルダでウェブ上でフリーサービスをしている地図データを背景として利用できるようになりました。いわゆるリモートセンシング的な動きに近いですが、アドレスを指定したファイルをドラッグ&ドロップするだけで表示できるのでとても軽快で利用価値が高くなります。もちろんシェープファイルなどの通常のGISベクトルデータと重ね合わせて表示が可能です。

このサンプルは、NASAの人工衛星によるテラ衛星とアクア衛星の撮影するリアルタイムな地球の写真も重ねれるようにしました。
※場所はヨーロッパ、イタリア付近の2017年2月7日 16時くらいの地球の写真。
(※クリックで拡大)北朝鮮の核燃料施設を探したが、私には特定できなかった。

NASAのこれらの衛星写真は14時と17時ころに更新されるらしい・・・。まだ私は違いを見るまでには至っていませんが。(※参考NASA TERRA/AQUA衛星が撮影した日々の画像)

また、OpenStreetMap(オープンストリートマップ)を表示できるようにしました。

※日本地図(ベクトル)ウェブ上のオープンストリートマップを重ねたところ。(クリックで拡大)

※大阪市の都島付近のマップ。結構細かい所まで表現されてきているようです。(クリックで拡大)

また、オラクル(Oracle)の提供するマップビューワー(MapViewer)のサーバーデータも表示可能です。
※場所は香港と台湾のあたりです。尖閣諸島の表記はどうなっているのか見たけど、記載されておりませんでした。(クリックで拡大)

これらのおもしろいな〜と思ったところは、ベクトルの地図データ(シェープ等)と重ねて利用できるというところです。しかも定義ファイルを「ひょい」っとドラッグ&ドロップで置くだけなので難しい設定が必要なく、とても可用性の高い技術です。

使用時や配布時に提供者のクレジットさえ明記しておけば自由に使って良いとの事なので、有効利用しないともったいないです。

とりあえず、詳しくは当社ページのこちらの更新履歴に載せておきます。