最近のiPhone(Pro)だけでレーザー計測をしてみた。2021年11月01日 11時41分20秒

iPhoneのPro版にはレーザー計測機能(LiDAR)が搭載されているので、点群データを作ってみた。
お金は一切かけずに完全フリーでやることをテーマとしてみました。ちなみにスキャンアプリは"Scaniverse"というフリー版を採用。

※ちょっと散らかっててすいません。

モデルとなった場所は、とりあえずテスト的に当社のミーティングルームを望遠モードで撮影するとこんな感じ。パース(遠近感)が効きすぎているようにも見えるが説明用としては悪くない。

※実はiPhone上でもEdit機能で簡単なトリミング程度ならできる。

スキャン作業はiPhone片手に5分くらい画面を見ながら撮りたいところをサーっ写していく感じです。なんか未来を感じるなぁ。

GIS MatildaでiPhoneにて作成したLASファイル天井から眺めてみた。

スキャンしたファイルはLASにエクスポートしてそれをGIS Matildaにドラッグ&ドロップで取り込みできます。この状態まで完全なフリーで実現できます。
各点群の色情報はcolorフィールドに保存されるのでそれを参照するようにするとカラフルに表示されます。

※3次元CADのMicroStationに取り込んだところ。

細かい編集等が必要な場合は、GIS Matildaでは点群データを一般ベクトル等に出力可能なのでそれを3次元CAD等に取り込んで編集可能です。

※要らんもん(左側の壁とか天井とか)を削除したらこんな感じになりました。

ちなみに寸法とかも割と正確なので、iPhoneでレーザー計測用の撮影だけできたら、現地作業の手間を減らし、品質のための精度を高めることができる気がしてきました。

コストをあまりかけずに未来の技術革新のためのお助けができるよう、これからも日々研究を重ねて参ります。

CityGML(11/10 再更新)2021年11月09日 15時28分57秒

マチルダでCityGMLデータの表示が5秒くらいでサクッとできますのでとりあえずお知らせ。(ある企業様から問合せがあったので)

※国土交通省のCityGMLです。オンラインの航空写真も重ね合わせたところ。

日本の国土交通省のCityGML PLATEAU(プラトー)は緯度軽度のくせに高さの値まで緯度軽度単位になってるが、ちゃんと表示できるように改善しました。しかし彼らは何を目指しているんでしょうかねぇ。

ちなみにフリーのQGISでCityGMLを表示しようとしたら鼻血が出るくらい大変らしい。

ということで、マチルダでは時代についていくためにも、LOD2とかは現在鋭意、改善と開発中です。
※LOD2建物の表示の開発中の画面。おぉ〜三角△屋根が表現されてる!

※LOD0〜LOD4まであるが、マチルダでは全てをカバーするために、階層に分けて表示のON/OFFができる予定。

取り急ぎのお知らせでした。

CityGMLのLOD2が表示できるようになりました。2021年11月25日 10時14分27秒

日本の国土交通省のCityGML PLATEAU(プラトー)の方、やっとLOD2の方が表示できるようになりました。とりあえず、明日(11/26)に公開します。

※クリックで拡大(屋根の形状がしっかり表示されている)

具体的には、マチルダで言うところのセクション表示制御にて各種パーツをON/OFFできます(壁とか屋根とか)

もしかしたら、様々な成果に対して、料理で言うところのスパイス的な味付けみたいに、割と色々なものに使えるかも知れません。
とりあえずお知らせ。