ポリゴンハッチングツール2006年08月07日 23時39分01秒

ハッチングサンプル(適当な図形ですみません)

実はあまり得意でないと良く言われるマイクロステーションのハッチング 機能ですが、使いようによってはこんな事が可能です。

このツールは地番図作成などでよく使われる出力図用の地目発色を マスターデータ(データベース属性)の地目の種類によってポリゴンに 着色するという時に使います。

ベタ塗りだとその中の地番やラベルが見えないという事になりますが、 今回はパターン属性を採用しています。

大抵このような処理はGeoMediaで発色処理をされているというのも よくある話ですが、ハッチングの間隔や線の太さを数値で設定して 「0.2」というように間隔を狭めたり多くしたりする事でプロット出力図上で 色の濃い薄いを自由に操る事ができます。 (要は256色レベルの枠を超えて設定できる)

またホール図形も開発時から考慮し、複合図形の中の複合図形や 複合図形の中のホールにも対応させましたので、今までのように 折り返しラインがポリゴン内を横切る事もなく、自然な発色が 実現されました!

出力製本に関わる技術者には絶品のユーティリティになると思われます。

データベースでMSLINK番号ごとに発色、間隔、線幅、ハッチング角度1 そしてハッチング角度2を設定できますのでここまでくればGeoMediaに 負けないかも。。。MDLを使っているので処理速度は、バカっ早です。

CADの決め細やかさにGISの機能をどこまで盛り込めるか、今後も 開発を頑張って行きたいと思います。